面接リスク16項目のうち 12 / 16
面接の深掘りに耐える志望理由書|「なぜ」を3回重ねる
評価項目「深掘り質問への耐性」 · 抜粋はすべて架空の原稿 · 2026年9月
志望理由書は提出して終わりではなく、面接官の手元に置かれて質問の元になります。面接官は「なぜ」を重ねます。なぜこの学部か→なぜそう思ったか→なぜそのときそう判断したか。3段階目で答えが尽きる原稿は、書類の段階でその薄さが見えています。
採点基準(1〜5点)
1点
「なぜ」を1回重ねただけで答えに詰まりそうな内容
2点
書かれている範囲が薄く、2回目の「なぜ」で根拠が尽きる
3点
表面的な深掘りには耐えられるが3段階目で怪しくなる
4点
3回耐えられるが、1箇所だけ用意が足りない論点がある
5点
「なぜ」を3回重ねても一貫して答えられる厚みがある
2点と4点は、何が違うのか
同じテーマで書いた架空の抜粋です。内容の良し悪しではなく、書き方の違いだけで点が変わることを確かめてください。
2点の書き方
私は環境問題に関心があり、持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。そのために、貴学部で環境政策について学びたいです。
「なぜ環境問題に関心が?」に対する答えが原稿に無く、「なぜ政策なのか(技術ではなく)」も無い。1回目の「なぜ」で止まります。2点です。
4点の書き方
祖父の田んぼの用水路が、上流の工場排水で3年前から使えなくなりました。市に相談しましたが、基準値内だという回答で終わりました。基準値は誰がどう決めているのか。技術ではなくルールの側から関わりたいと思い、環境政策を学べる貴学部を志望します。
「なぜ環境?→祖父の田んぼ」「なぜ政策?→基準値の決め方に疑問」「なぜ技術ではない?→ルールの側」と3段階の答えが原稿の中にあります。基準値について自分で調べた形跡が1文あれば5点です。
よくある失敗
- 関心の「きっかけ」が書かれていない「関心がある」「興味を持った」で始まる文には、必ず「なぜ?」が飛んできます。きっかけの場面を先に書きます。
- 選ばなかった選択肢に触れない「なぜ工学部ではなく政策なのか」「なぜ大学院ではなく学部なのか」。選ばなかった側を1文で否定できると、深掘りに強くなります。
- 原稿に書いていないことを面接で答えようとする面接での答えが原稿と食い違うと、矛盾として扱われます。面接で答えたいことは、原稿に書いておきます。
直し方(この順番で)
- 原稿の主張に「なぜ?」と3回続けて質問し、答えを書き出す
- 3つの答えのうち、原稿に書かれていないものを1文ずつ原稿に足す
- 「なぜ〇〇学部ではなく△△学部か」の答えを1文用意し、原稿のどこかに入れる
提出前のチェック
- 「なぜこの学部?」に3回連続で「なぜ?」と聞かれて、3回とも原稿の中の言葉で答えられるか
- 関心のきっかけになった場面が、原稿に書かれているか
- 隣の学部・似た学部を選ばなかった理由が、1文で書かれているか
3つとも「はい」なら、この項目は4点以上の可能性が高い。1つでも「いいえ」なら、その箇所から直します。
自分の原稿は何点か
16項目を自分で採点できるシートを用意しています。自分では判断しにくい項目は、評価者が全文を読んで採点する無料診断(お一人2回まで)をお使いください。3日以内にレポートでお返しします。