面接リスク16項目のうち 13 / 16
志望理由書の矛盾を見つける方法|時系列・役割・数字の食い違い
評価項目「矛盾点の有無」 · 抜粋はすべて架空の原稿 · 2026年9月
矛盾は、嘘をつくつもりが無くても入り込みます。書き直しを重ねるうちに時期がずれる、役割を少し大きく書く、数字の出典が別々になる。読み手はそこを見つけると、原稿全体の信頼を下げます。面接ではまずそこを確認されます。
採点基準(1〜5点)
1点
文中に明確な矛盾や事実誤認がある
2点
時系列や役割の記述に食い違いがあり、確認が必要
3点
大きな矛盾はないが細部で辻褄が合わない箇所がある
4点
矛盾はないが、解釈次第で誤読されうる表現が残る
5点
内容に矛盾がなく一貫して整合している
2点と4点は、何が違うのか
同じテーマで書いた架空の抜粋です。内容の良し悪しではなく、書き方の違いだけで点が変わることを確かめてください。
2点の書き方
高1の春から部長として部を率いてきました。(中略)高2の秋に部長に選ばれてからは、練習方法を一新しました。部員は50名で、私が入部した当時の2倍です。
部長になった時期が「高1の春」と「高2の秋」で食い違っています。部員数も、入部当時の2倍なら25名から50名のはずですが、その根拠が本文にありません。読み手は確認したくなります。2点です。
4点の書き方
高2の秋に部長に選ばれ、練習方法を一新しました。部員は私が入部した高1の4月に26名、現在は50名です(部の名簿による)。増えた理由の全部が私の施策だとは思いませんが、体験入部を週3回に増やした年に最も増えたのは事実です。
時期・人数の根拠が示され、「全部が自分の手柄ではない」と限定しているので、誤読の余地が小さい。「解釈次第で誤読されうる表現」がほぼ無く、5点に近い4点です。
よくある失敗
- 書き直すたびに時期がずれる推敲の途中で段落を入れ替えると、「高1」「高2」の表記が別々に残ります。最終稿で時期だけを抜き出して並べて確かめます。
- 役割を大きく書く「率いた」「立ち上げた」「改革した」。実際は補助だった場合、面接で具体を聞かれた瞬間に崩れます。実際の役割の言葉で書きます。
- 数字の出典がばらばら参加者数を「50人」と書き、別の段落で「約40名」と書く。同じ事実は同じ数字で書き、可能なら根拠(名簿・記録)を添えます。
直し方(この順番で)
- 原稿から「時期」「役割」「数字」をすべて抜き出して1枚の表にする
- 表の中で食い違う箇所を直す。分からない数字は「約」をつけるか、根拠にさかのぼって確かめる
- 「率いた」「立ち上げた」など大きい動詞について、面接で具体を聞かれても答えられるか確かめ、答えられなければ動詞を実際の役割に戻す
提出前のチェック
- 時期(学年・季節)が原稿の中で一貫しているか
- 数字が同じ事実について同じ値で書かれているか
- 役職名や動詞(率いた・立ち上げた)が、実際にやったことと一致しているか
3つとも「はい」なら、この項目は4点以上の可能性が高い。1つでも「いいえ」なら、その箇所から直します。
自分の原稿は何点か
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