大学適合度16項目のうち 5 / 16
志望理由書「なぜこの大学か」の書き方|他大学との違いを示す
評価項目「「この大学でなければならない理由」の強さ」 · 抜粋はすべて架空の原稿 · 2026年9月
総合型選抜でいちばん差がつく項目です。多くの原稿が「雰囲気」「校風」「オープンキャンパスで惹かれた」で止まります。読み手が知りたいのは、同じ学問を扱う他の大学と比べて、なぜここなのか。比較が1つあるだけで、印象は大きく変わります。
採点基準(1〜5点)
1点
他大学でも同じ内容が通用してしまう
2点
この大学を選んだ理由が「雰囲気」「校風」など主観的な語だけ
3点
この大学らしさへの言及はあるが決定打に欠ける
4点
他大学との違いに触れているが、比較が1点だけで弱い
5点
「なぜ他大学ではダメか」まで説明が及んでいる
2点と4点は、何が違うのか
同じテーマで書いた架空の抜粋です。内容の良し悪しではなく、書き方の違いだけで点が変わることを確かめてください。
2点の書き方
オープンキャンパスで貴学を訪れた際、学生の皆さんが生き生きと学んでいる姿を見て、この大学で学びたいと強く思いました。自由な校風の中で、自分らしく成長できると感じています。
「生き生き」「自由な校風」「自分らしく」は主観であり、他の大学でも同じ文が書けます。比較がありません。2点です。
4点の書き方
同じ教育学を学べる大学のうち、貴学を選ぶ理由は、3年次の学校インターンシップが週1回・半年間である点です。私が見学した他大学は2週間の集中型で、私が知りたい「同じクラスが半年でどう変わるか」は、週1回で通い続ける形でなければ見られないと考えました。
他大学との比較が具体的(半年間・週1回 vs 2週間集中)で、なぜその違いが自分にとって重要かまで書けています。比較が1点だけなので4点。もう1つ理由を足せば5点です。
よくある失敗
- オープンキャンパスの感想を理由にする感想は事実ですが理由ではありません。感想の中で「何を見て」「他と何が違ったか」まで書けたときだけ、理由になります。
- 大学の有名な特徴をそのまま書く「国際性」「伝統」「立地」。それが自分の学びたいことにどう関わるかが無ければ、パンフレットの要約です。
- 他大学を悪く言う「他大学は〇〇が不十分」と書く必要はありません。「私の目的には、この形でなければならない」と自分の側の理由で書きます。
直し方(この順番で)
- 同じ学問を学べる大学を2〜3校挙げ、志望校と違う点(科目・期間・制度・教員・立地)を表にする
- その違いのうち、自分の目的に直接関わるものを1つ選ぶ
- 「他大学は〇〇だが、私は△△を知りたいので、□□である貴学でなければならない」の形で1段落書く
提出前のチェック
- 大学名を別の大学に置き換えると、文章が成立しなくなるか
- 「他大学と比べて」の比較が1つ以上、具体的にあるか
- 「雰囲気」「校風」「惹かれた」を、事実に置き換えられているか
3つとも「はい」なら、この項目は4点以上の可能性が高い。1つでも「いいえ」なら、その箇所から直します。
自分の原稿は何点か
16項目を自分で採点できるシートを用意しています。自分では判断しにくい項目は、評価者が全文を読んで採点する無料診断(お一人2回まで)をお使いください。3日以内にレポートでお返しします。